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▼好奇心が勝った。魔が差した。頭の中で言い訳を並べつつ私は恐る恐る母屋の中を進んでいく。

人の気配はしないが、廃墟にしては綺麗で、部屋の中はつい先ほどまで人がいたかの様な、けれども何処か現実離れした空気を漂わせている。

 

悪いとは思いつつも、つい目についた場所を探ってしまった。

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